「エンジニアって稼げるんでしょ?」と言われるたびに、苦笑いで返してきました。
間違いではないけど、正確でもない。インフラエンジニアの現実は、世間のイメージとは少しズレています。深夜の障害対応、誰にも気づかれない保守作業、思ったより伸びない年収。「このままでいいのか」という疑問が、ある時期から頭を離れなくなりました。
この記事では、インフラエンジニアとして働きながら副業を始めた理由と、AI×映像制作×ブログという組み合わせにたどり着くまでの経緯を書きます。きれいごとなしに。
世間が持つ「エンジニア」のイメージ
SNSやメディアが作り上げた「エンジニア像」はだいたいこんな感じです。
- 高収入・年収1000万円も夢じゃない
- リモートワークで自由に働ける
- フリーランスとして独立しやすい
- 最新技術を使ったスマートな仕事
- AIが発展しても生き残れる職種
WebエンジニアやAIエンジニアにはそういった側面もあります。ただ、インフラエンジニアの話をするなら、現実は少し違います。
実際のインフラエンジニアは泥臭い
インフラエンジニアの仕事は、想像よりずっと地味です。
- 深夜・休日のサーバー障害対応
- 延々と続くネットワーク設定・監視業務
- ドキュメント整備・インシデント対応
- システムが正常に動いていても誰にも気づかれない
「縁の下の力持ち」という言葉は聞こえがいいですが、正直なところ報われにくいポジションです。収入もWebエンジニアほど伸びにくく、フリーランスへの道もキャリアの選択肢も限られている。
「このままでいいのか?」という疑問が、ある時期から消えなくなりました。
なぜ副業を選んだのか
副業を考え始めた背景には、3つの不安がありました。
- 将来のキャリアへの不安
- 収入が伸びにくい構造への不満
- ある日突然、一部の仕事がなくなるリスク
特にコロナ禍を経験して痛感したのは、「一つの収入源に依存するのは危険だ」ということです。どんなに安定して見えても、外部環境の変化で状況は一変する。それを身をもって実感しました。
副業の選択肢は無数にあります。せどり・投資・ライター・動画編集・プログラミング案件……調べれば調べるほど迷いました。そこで自分に問いかけました。
「自分には何が合っていて、何が稼げて、何が続けられて、何に将来性があるのか?」
この問いに向き合った結果、今の方向性にたどり着きました。
なぜAI×映像制作×ブログという組み合わせを選んだのか
エンジニアになる前から、映像制作を独学で2年ほど続けていました。その後、縁があってデザインスクールに通い、映像・グラフィック・UI設計など、クリエイティブの基礎を一通り学びました。
ただ、結局エンジニアの仕事に戻りました。エンジニアを手放したくなかったからです。そしてスクールを通じて気づいたことがありました。
クリエイティブとITは、思っている以上に密接につながっている。
映像制作にはAfter EffectsやPremiere Proの習熟が必要で、WebデザインにはコーディングやCMSの知識が求められる。エンジニアとしての論理的思考が、クリエイティブ制作でも直接活きる場面が多かった。
「やりたいこと × できること」を掛け合わせた結果、AI × 映像制作という組み合わせにたどり着きました。エンジニアの専門性を発信しながら、クリエイティブな制作もできる。この両立がwabi-motionのコンセプトです。
AIを活用しようと考えた理由
理由はシンプルです。
インフラエンジニアとして培ったプログラムや技術の知識があれば、AIは学べば扱えるようになる。あとは「何にAIを使うか」を選ぶだけでした。
答えは明確でした。やりたいことに対して工数を削減するためにAIを使う。
映像制作・記事作成・画像生成など、一人でこなすには時間がかかる作業をAIで効率化する。それによってエンジニア業と副業の両立が現実的になりました。AIはあくまで道具です。使う人間の方向性と組み合わせて、初めて価値が生まれる。
インフラエンジニアとして培った論理的思考・システム設計の視点は、AIツールを活用する上でも大きなアドバンテージになっています。「どう使えば効率が上がるか」を考える力は、エンジニアとしての素地がそのまま活きます。
副業の始め方:筆者が選んだステップ
- 自分の強み・興味を整理する(エンジニアスキル × クリエイティブ興味)
- 継続できる形を選ぶ(ブログ+映像制作)
- 小さく始めて改善を繰り返す(週2本の記事投稿からスタート)
- AIツールを活用して効率化する(Gemini・Claude等)
- 収益化の仕組みを整える(アフィリエイト・ASP登録)
エンジニア業をこなしながらクリエイティブ業を並行するのは、正直簡単ではないです。ただ「やりたい」という気持ちと、ある程度の計画性があればできると確信しています。完璧に準備してから始めようとすると、永遠に始まりません。まず動く。それだけです。
まとめ
- 泥臭い仕事・収入の限界・フリーランスになりにくいという現実が副業を考えるきっかけになった
- 将来への不安・収入の一本化リスクへの危機感が背中を押した
- 映像制作2年の独学・デザインスクールでの経験が土台にある
- 「やりたいこと × できること」の掛け合わせでAI×映像制作を選んだ
- AIは工数削減ツールとして使い、両立を現実的なものにした
「エンジニアとして働きながら何か別のことをやりたい」と思っている方の参考になれば嬉しいです。副業は簡単ではないけれど、始めない限り何も変わりません。まず一歩踏み出してみてください。